使用頻度が高いให้の使い方(2)

ให้の使い方の続きです。
今回は、使役表現(~させる)として使う場合の基本的な語順とその意味について書こうと思います。

日本語の使役もタイ語の使役も、様々な用法がありますが、今回は以下の2つの用法について書こうと思います。

①先生は生徒を帰宅させた。(他者に何かをさせる)
②私は両親を悲しませた。(感情を誘発する)

「他者に何かをさせる」使役

①の「先生は生徒を帰宅させた。」という文をタイ語にすると、以下の①’のような文になります。

①’ครู ให้ นักเรียน กลับ บ้าน
※ครู:先生 นักเรียน:生徒 กลับ:帰る บ้าน:家

①’は、「ครู(主語) + ให้ + นักเรียน(動作主) + กลับ(動作主が行う動作) + บ้าน」という語順になっています。

ところで日本語の「させる」とタイ語の「させる(ให้)」には意味に少し違いがあり、ให้だけでは「立場が上の者が下位の者に命令する」という意味はありません。
もし、「命じる」というニュアンスを持たせたいのであれば、ให้の前に「命令する」という意味の動詞であるสั่งや、「強制する」という意味の動詞であるบังคับという動詞を置かなければなりません。

「感情を誘発する」使役

②の「私は両親を悲しませた。」という文をタイ語にすると、以下の②’のような文になります。

②’ผม/ดิฉัน ทำให้ พ่อแม่ เสียใจ
※ดิฉัน:私(女性) พ่อแม่:両親 เสียใจ:悲しむ

②’は、「ดิฉัน(主語) + ทำให้ + พ่อแม่(感情を誘発される人) + เสียใจ(誘発される感情)」という語順になっています。感情を誘発する場合は、ให้の前にทำという動詞を置かなければなりません。ทำは、「する」や「(料理を)作る」などの意味を持つ動詞です。

เสียใจ(悲しむ)の他にも、โกรธ(怒る)、ตกใจ(驚く)、ร้องไห้(泣く)、ดีใจ(喜ぶ)、ผิดหวัง(失望する)、เดือดร้อน(困る)などの動詞も使うことができます。

なお、全ての例文の単語間にスペースを入れて書きましたが、本来は単語間にスペースを入れて書くことはしません。しかし、接続詞などを使って複文を書く場合などは、スペースを入れることもあります。

ให้の使い方については、以下の書籍を参考にしました。


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コメント

  1. 伊藤栄治 より:

    はじめまして

    私はウドンタニラチャパット大学で、日本語教師をしている伊藤栄治と言います。

    たまたま、ネットを見ていてこのブログを見つけました。

    もしよろしければ、いろいろ情報交換しませんか?

    • ユウセイ より:

      一年以上気が付かず、申し訳ありませんでした。
      実はもう日本語教師を辞めて、日本国内で全く別の仕事をしています。
      それでも何かお役に立てることがありましたら、お気軽にご連絡ください。

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