使用頻度が高いให้の使い方(1)

タイ語の「ให้」は様々な用法があり、いずれの用法も日常的によく使われます。実際、ให้の基本的な用法を覚えておくだけで、理解できるタイ語の幅がとても広がったと実感しています。

私が知っている用法は基本的なものばかりですが、ให้は授受表現(~をあげる、~してあげる、~をくれる、~してくれる)や使役表現(~させる)に必要な単語です。
今回は、授受表現として使う場合の基本的な語順とその意味について書こうと思います。

「~をあげる」、「~してあげる」

「昨日、私(男性)は父にプレゼントをあげました」という文と「昨日、私(男性)は父にプレゼントを買ってあげました」という文をそれぞれタイ語で書くと、以下の①、②のようになります。

①เมื่อวานนี้ ผม ให้ ของขวัญ พ่อ ครับ(昨日、私は父にプレゼントをあげました)
②เมื่อวานนี้ ผม ซื้อ ของขวัญ ให้ พ่อ ครับ(昨日、私は父にプレゼントを買ってあげました)
※เมื่อวานนี้:昨日 ผม:私(男性)、僕 ของขวัญ:プレゼント พ่อ:父 ซื้อ:買う

①は、「ผม(主語=男性の私) + ให้ + ของขวัญ(あげたもの) + พ่อ(あげた人物)」という語順になっています。つまり、ให้は「~をあげる」という動詞として使われています。

②は、「ผม(主語=男性の私) + ซื้อ(買う=動詞) + ของขวัญ(買ったもの) + ให้ + พ่อ(利益を得た人物)」という語順になっています。つまり、ให้は動詞ではなく、動詞のซื้อ(買う)と組み合わせることで「~に~を買ってあげる」という意味を表します。

②の文を「買ってあげる」と訳しましたが、実は日本語の「~してあげる」とタイ語のให้は、意味が完全に一致するわけではありません。
日本語で「~してあげる」を、話者の行為によって利益を得る相手に直接言うと、やや恩着せがましい印象を相手に与えますが、タイ語のให้はそのような印象を与えません。

「~をくれる」、「~してくれる」

さて、次に「~をくれる」、「~してくれる」という意味の文を書いてみます。タイ語では、「くれる」という意味の文もให้を使って表現します。
「昨日、息子が私にプレゼントをくれました」という文と「昨日、息子が私にプレゼントを買ってくれました」という文をそれぞれタイ語で書くと、以下の③、④のようになります。

③เมื่อวานนี้ ลูกชาย ให้ ของขวัญ ผม ครับ(昨日、息子が私にプレゼントをくれました)
④เมื่อวานนี้ ลูกชาย ซื้อ ของขวัญ ให้ ผม ครับ(昨日、息子が私にプレゼントを買ってくれました)
※ลูกชาย:私の息子

③は、「ลูกชายผม(主語) + ให้ + ของขวัญ(くれたもの) + ผม(もらった人物=私)」という語順になっています。つまり、ให้は「~をくれる」という動詞として使われています。

④は、「ลูกชายผม(主語) + ซื้อ(買う=動詞) + ของขวัญ(買ったもの) + ให้ + พ่อ(利益を得た人物=私)」という語順になっています。つまり、ให้は動詞ではなく、動詞のซื้อ(買う)と組み合わせることで「~に~を買ってくれる」という意味を表します。

なお、全ての例文の単語間にスペースを入れて書きましたが、本来は単語間にスペースを入れて書くことはしません。しかし、接続詞などを使って複文を書く場合などは、スペースを入れることもあります。

ให้の使い方については、以下の書籍を参考にしました。


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