タイで日本の国政選挙に投票する方法

「タイで日本の選挙に投票することができるのか?」という疑問を抱く人がいると思いますが、「在外選挙制度」という制度を利用すれば、投票を行うことができます。
私も、この制度を利用して夏の参議院選挙に投票するつもりです。

今回は、この在外選挙制度について紹介しようと思います。

在外選挙制度

在外選挙制度とは、外国に住んでいる日本人が、外国にいながら日本の国政選挙に投票できる制度のことです。
「国政選挙」なので、衆議院選挙と参議院選挙には投票できますが、地方自治体の選挙には投票できません。
在外選挙制度を利用して投票を行うためには、まず「在外選挙人名簿」に登録して「在外選挙人証」を発行してもらう必要があります。

在外選挙人名簿への登録と在外選挙人証の発行

本人が申請を行う場合、在外選挙人名簿への登録は以下のように行われます。

1.日本を出国する前に市区町村役場に転出届を行います。

2.日本を出国後に、在留届を提出します。

3.在外選挙人名簿登録申請書に必要事項を記入します。

4.記入済みの在外選挙人名簿登録申請書、パスポート(手元にない場合は、これらの書類)、当
地の住所が確認できる書類(住居の賃貸借契約書、住所が記載されている公共料金の領収書
等)を持って、各地域ごとに定められた登録申請先へ出頭します。
在留届を提出して3か月以上経過している場合、当地の住所が確認できる書類は必要ないと
言われていますが、念の為に持って行って方がいいと思います。

5.登録申請先での手続きが終わったあと、約2か月程度で在外選挙人証が交付されます。
在外選挙人証は、登録申請先で受け取ることも、自宅または緊急連絡先へ郵送してもらうこ
とも可能です。

特に注意が必要な点は、1の「出国前に転出届を行う」ということと、5の「在外選挙人証の発行に約2か月かかる」ということです。

1についてですが、外務省のウェブサイトによると、

海外に転出し在外選挙人名簿への登録を希望される方は、市区町村役場に転出届を行ってください。転出届を行わないと国内の選挙人名簿に登録されたままとなるため、在外選挙人名簿への登録は行えません。

とのことなので、出国前に転出届を忘れないようにしなければなりません。

次に5についてですが、大使館などに出頭して登録申請を終えたとしても、在外選挙人証がなければ投票を行うことができません。そのため、選挙が告知されてから在外選挙人名簿への登録を行おうとしても、選挙には間に合いません。

つまり、国政選挙の投票を確実に行うためには、タイに到着してからすぐに在外選挙人名簿への登録を行う必要があるのです。

実際、私は在外選挙人証の交付までの期間が長いことを知らなかったので、2014年の衆議院選挙の投票を行うことができませんでした。

ちなみに、在外選挙人証はこのようなものです。1枚目の写真が表、2枚目の写真が裏です。
在外選挙人証 表

在外選挙人証 裏

投票

投票方法は、日本国内での投票郵便等投票在外公館(海外にある日本大使館、総領事館、領事事務所等の総称)投票の三つの方法があるそうです。
投票方法の詳細は、それぞれのリンク先に詳しい説明が書いてあります。

選挙の時期に外国にいる人や、気軽に在外公館へ行けない人は郵便等投票を選択することになると思います。

しかし、この方法は、まず在外選挙人証に記載されている登録地の市区町村選挙管理委員会から投票用紙を送付してもらって、記入した投票用紙をさらにその選挙管理委員会へ送付しなければならないので、早めに投票を行う必要があると思われます。

最後に

日本在住であれば、近くの投票所に行くだけで済む投票ですが、タイに住んでいる場合は、投票をできる状態にするだけでも非常に手間と時間がかかります。

タイに住み始めたばかりの頃は色々なことで忙しいと思いますが、確実に選挙に参加したいのであれば、早めに在外選挙制度の手続きを済ませておいたほうがいいと思います。

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